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多くの人に音楽の楽しさを伝えていきたい!音楽は誰もが自由に楽しむもの、音楽の可能性は無限です!「リエイ」独占インタビュー chapter 3

【ストリートドラマーとして】

― 「情熱大陸」や「紅」など、ジャンルを問わずどんな楽曲であっても聞く人たちを楽しくさせる、リエイさんのドラムセンス、アーティストセンスにとにかく驚かされます。

リエイ:「情熱大陸」は、そうですね、おそらく殆ど原曲通りではなくて、自分で感じるイメージで叩いていますね。そもそも原曲では殆どドラムはのっていないと思います。

カイム:「情熱大陸」はラテン系の曲なんですけど、ビッグバンドでラテン系の曲をたくさん選曲していましたし、そういった経験がリエイの選曲に影響しているのかもしれません。

―ネロ それにライブの時、観客からのどんなリクエストも断らないで、リクエストされた楽曲の最後まで演奏する、いつだってみんなに楽しんでもらう事を意識されているからこそで、そういった部分がリエイさんの唯一無二の魅力であって、たくさんの人達を惹きつける要因なんだと思います。「紅」だってワンタムで叩いちゃうし。

リエイ:ありがとうございます。確かにそういった意識はあると思います。どちらかというとがっかりさせたくない、という気持ちでしょうか。もちろんリクエストされて知らない楽曲も中にはあります。でもみんな私に期待してくれて、ライブではおそらく勇気をだして手を挙げてくれる。それなら必ず応えたいなって。それに自分自身、何時だってチャレンジする気持ちでいますし、自分の成長にも繋がると思います。

―ネロ ドラムのセッティングに拘りはあるのでしょうか。どんな楽曲の演奏でもストリートでは一つのセッティングになるわけですよね。

リエイ:そうですね。ストリートでは逆に拘りを無くそうと思っています。拘りがないのが拘り、みたいな。ドラムセットの一部が壊れていても叩きますし、ストリートなので天候を始めいろんな障害はありますからね。大抵の事では叩くのを辞めない。あとはなるべく軽くしたいっていうのと、それでタムの数も減らしたいというのが一番にあって。ストリートならではの、良くも悪くもあまり拘りを持たない、という事は意識していますね。

実はとても拘っていた時期もあるんです。シンバルもこれがいいとか、パーツそれぞれ鳴りが納得いくものを時間をかけて探して、大きさだったり、本当に拘って選んでいた事もあって。今とは全く考え方が違っていました。今ではとにかく元気よく鳴ってくれれば満足、といった感じです。でもやっぱりドラムに詳しい方、ドラマーの方からは、「その音はどうなの」という声をお聞きする事もあります。

それから私はジャンルや楽曲に対して好き嫌いが本当になくて。例えば私のドラムのルーツはジャズですけど、普段、聴いている曲は全然違ったりします。自分で演奏する際は手数が多くても、聴く曲はとてもシンプルなロック調の楽曲、歌詞が良くてメッセージ性のある楽曲が殆どです。ライブ直前にそういった曲を聴いて自分を奮い立たせたりしています。自分の中で頑張るぞ!って。この事は初めてお話したかもしれません。笑

【ストリート以外でのライブ】

― ファンの方からは、リエイさんの普段のライブはストリートメインであっても、時にはライブハウスやライブホールといった屋内でのステージを観てみたい、そういった声もありそうです。

リエイ:もちろんその可能性はあります。ただそれを目標に活動していくという訳ではなくて、イベントでそういった形でお誘いいただいたり、これからも機会はたくさんあると思います。

―ネロ FORTIS でのフェスでは是非! FORTIS はそもそも音楽のジャンルや見せ方に偏りがなく限定しない、そういったメディアを目指していて。実際にライブでそういった空間を形にできればと考えているんです。FORTISの取材でご協力いただいたアーティストの皆さんに参加してもらって、お客さんは超レアなセッションを目撃できたり。

リエイ:もちろんです!お願いします!楽しそう。笑

―ネロ これから先、バンドの結成は考えてないですよね。

リエイ:そうですね、ただバックでいろんなパートでサポートいただく事はあるかもしれません。例えばツアーファイナルで色んな楽器の演奏者に参加してもらったり。大きな会場に立つ場合は、一人というよりはバックにいていただいた方が、ベース、ギターもそうですし、ホーンセクションが入っても面白いでしょうね。何かに拘らずに、でも軸は一人で、それでいて色々受け入れられるように。時と場所によって柔軟に。

【ドラムを通して先々見据えている事や実現したい事】

― 今後、リエイさんは今の活動の先に何を見据えていらっしゃるのでしょうか。

リエイ:ドラムに限らず、音楽の色々な楽しみ方や可能性を広げていきたいと思っています。このストリートでの活動も、同じように活動している人でも、特にドラムは同年代が少なくて、ストリートドラムっていう一つのジャンルを確立させつつ、その魅力を共有しながら携わる人たちがもっと増えればいいなって。ストリートドラムだからこそできる事を一つずつ実現していきたいですね。その他は、そうですね、ストリートで国境を越えて、海外でのライブも実現できればいいな。

―Kayo 海外ではストリートライブは日本よりも盛んなような印象があります。

リエイ:そうですね、もちろん国にもよるでしょうけど、日本よりも携わるアーティストが多い国はたくさんあると思います。

【ドラム(音楽)を通して伝えたい事】

―Kayo ドラムを通してファンの方々やリエイさんを知る人たちに伝えたい事はどういった事でしょう。

リエイ:音楽は自由で楽しいよ!という事。それが一番伝えたい事ですね。凄くシンプルな事で、でも難しかったりする。人によっては音楽を続けていく上で悩んでしまって辞めてしまう方も多いけど、とにかくシンプルに楽しむ事が一番だという事をみなさんに伝えていきたいです。

【FORTISの読者へ伝えたい事】

―Kayo 最後に、今回の記事を通してFORTISの読者へ伝えたいことがありましたらお願いします。

リエイ:音楽は色んな楽しみ方があると思います。でもその中でストリートライブという楽しみ方を知ってほしいですね。アーティストも観てくださる方々も、同じ空間で一体となって、一つの音楽に参加いただいて、誰もが楽しめる、人を選ばず特定の音楽も選ばない。私を通して、そういったストリートライブの魅力を知っていただけたら嬉しいです。

【アフタートーク】

―Kayo ストリートライブでみるリエイさんは本当にパワフルで、でもオフの日はどういった感じなのか気になって。オンオフは結構激しいのでしょうか。

リエイ:私はとても激しいです。笑)家ではもう完全オフです!元々は静かな性格なので、家族はみんなびっくりしています。そもそもドラムを叩いていること自体、驚かれていますしね。

―Kayo そうなんですか、でもそのメリハリがあるからこそライブではあんなにパワフルなんですね!オフの日は主に何をされているのでしょう。

リエイ:映画やアニメをよく観ていますね。あとは鳥が大好きで、鳥と遊んでいる時間は多いと思います。

―Kayo え!それをお聞きしたかったんです!鳥モチーフ、すごく多いじゃないですか。やっぱり鳥が元々好きだからって事なのでしょうか。

リエイ:気づかれてたんですね!笑)小さい頃からずっと鳥を飼っていて、家には常に鳥がいます。逃げちゃったりする事もありましたけどね、それでもまた別の鳥を迎えて。比較的、小さめな鳥が多くて、小鳥をずっと飼っています。

―Kayo だからこそ、グッズにしても鳥のモチーフが多くて、きっと実際に飼ってらっしゃるのかなと思っていました。そうすると比較的インドア派なのでしょうか。

リエイ:そうかもしれません。頻繁には出かけなくて、家が好きで引き篭もります。笑)出かけるぞって思い立ったとして、そうですねえ、花鳥園ってわかりますか?

カイム:静岡の掛川にある花と鳥って書いて花鳥園ですね。

―ネロ 動物園じゃないけど鳥がいっぱいいる場所?

リエイ:そうなんです。あたり一面の花と、そして鳥。

―Kayo 素敵な場所ですね。

リエイ:鳥が苦手な方はもう地獄なんでしょうけど、鳥が肩とかにも普通に触れて来るので、餌を持ったら身体全身に来ます。笑)

-Kayo でも鳥好きには最高ですね!

リエイ:そうです。最高なんです。住みたいくらい好きです。笑)

―Kayo その他、お酒もお好きって仰ってましたよね。

カイム:いつも二人で美味しそうなお店を探して飲みに食べに行っています。

リエイ:自宅も多いですけどね。笑)全国を周っている事もあって、各地のいろんなお店に訪れたりしています。

―Kayo でもツアー先では飲みすぎて、次の日に響いてしまう事もありますか?

リエイ:いえいえ、そこまではないです。たしなむ程度ですね。それに各地の美味しい食事を堪能したいですしね。

カイム:次の日がオフの時や、日は選んでいますね。

―Kayo じゃあお二人のリフレッシュは、お二人で美味しい物を食べに行ったり、飲みに行ったり、それが一番!という事でしょうか。

リエイ:そのとおりです。笑)後は、何かしてるかなあ。

カイム:二人で脱出ゲームに行ったよね!大須に有名な場所があって。

―Kayo 脱出ゲーム?

カイム:東京にもあると思います。レンタルスペースを借りて期間限定で開催されたり。

リエイ:後は、何かを観に行くのはやっぱり好きで、お笑いライブなんかもテレビで観るより劇場で生で観るっていうのは、私の活動のモチベーションにも繋ります。舞台もそうですし、人が何かを頑張っているところを観たいな、というのは常にありますね。

―Kayo ありがとうございます。それと本当に純粋に気になっていた事なんですけど、勝手なドラムのイメージで、やっぱり腕にかなり筋肉がつきそうって思うんです。でもリエイさん、そんな風には見えなくて。

リエイ:きっと隠してます。笑)どうしても二の腕には付きますね。あと足にも結構ついちゃいます。

―Kayo とても肌が綺麗ですし、その、美容法じゃないですけど何か気にかけている事とかありますか?

リエイ:元々はあんまり気にしてなかったんですけどね。最近は気にするようにはなって。

―Kayo リエイさんお綺麗ですから。

リエイ:いえいえ。でもとにかくたくさん食べます。なのでドラムがいい運動になって救われているのかもしれません。もしドラムを辞めたとしたらぞっとします。笑

―Kayo 好きな食べ物はかありますか?

リエイ:餃子ですね!ニンニク多めの。甘いものも好きですし、嫌いなものはこんにゃくだけで。笑)こんにゃくだけは頑張っても食べられなくて。

カイム:こんにゃくの派生で冷麺とかも。

リエイ:冷麺もねえ、

―ネロ カイムさんはお好きな食べ物はありますか?

カイム:私はラーメン一択です。笑)家系ラーメンが大好きで。東京や横浜に出向けば必ずと言っていいほど行きます。

―Kayo ラーメン!私も大好きなんです。

カイム:ツアー中も、ご飯に迷った時はラーメン行こうか!て流れは多いですね。

―Kayo でも気にせずラーメンが食べれるなんて、お二人が羨ましいです。お二人ともとても細いですし。

リエイ:Kayoさんはダンス辞めてから太らなかったんですか?

―Kayo いえ、思いっきり太りました。食べる量はそこまで変わらなかったんですけど、18歳ぐらいでダンスを辞めて、そこから大学時期は特にスポーツはやらなくて、太りましたね。

リエイ:今は運動とかされてるんですか?

―Kayo たまにジムのランニングマシンに、傾斜をつけて早歩きしてるくらいです。

リエイ:でも凄い、保ててる。じゃあ、ドラム始めてみます? 笑

―Kayo リエイさんが教えてくれるのなら初めて見たいです!

終わり。

ドラム20周年、ストリート6周年、記念ライブ、開催決定!

リエイ
(ストリートドラマー)

【X.com】@drummerie_xi
【youtube】https://www.youtube.com/@RIEI_Drummer