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Produce by TOKYO OMNIBUS

TRiDENT 1st EP『UNDER GROUND』 Release Tour 東京公演 - 町田 CRASSIX -

感染症対策のもと、ツアー2拠点目となる有観客ライブを開催

意外にも静かで神秘的なSEで幕は開ける。会場の空気が激変し、緊迫感は頂点に。ファンの鼓動が一気に高まりそして3人は登場した。一人ずつ深く挨拶をして会場を見つめる。とにかく低姿勢なメンバーからは今日集ったファンへの感謝の想いが伝わってくる。3人は向き合い、心をシンクロさせるかの如く目を合わせ、そして一遍して混沌ともいえる時間を制すかのように、ASAKAの一声を皮切りに3人は一つになる。

序盤、蒼がかったステージには3人の白い衣装が良く映える。神々しくもどこか健気さを感じる唯一無二の魅力を放つTRiDENT。そのステージングは何よりもメンバー自身がライブを楽しんでいる様子が手に取るように伝わってくる。TRiDENTとしての1年半の歴史を丁寧に物語るように、Continue、RIDE ON、SURVIVORと曲は続く。ファンのボルテージはさらに高まり、感染症対策のルール下、声を出す事をセーブするファンは、俯き頭をゆらりと揺らしながらTRiDENTの世界に浸る。それでも間違いない、気付けば既にステージと会場は一体となり、この会場にいる皆がこの瞬間を共有している。

ASAKA (Vo.Gt)

圧倒的な歌唱力で説得力のある歌をファンに届けるASAKA。言葉の一つ一つが心に響く感覚はライブだからこそのもので、これを体感できるだけでもこの会場に来た意味があるだろう。ASAKAの表情からは力強さや刹那さ、時折みせる笑顔からは健気ささえ感じる。姿とは裏腹な歪むギターの音色、そしてファルセットを織り交ぜる歌声、その姿はまるでファンを勇気づける女性ヒーローのように思えた。

ライブ中盤に差し掛かり、未発表曲のVS(バーサス)ではメンバーはより激しい動きでファンに問いかけ、ファンもそれに応えるかのように手を上げる。会場の一体感はさらに増し、息つく間もなくWake up !!! 、CHANGEと曲は続く。

SERINA (Ba.Cho)

SERINAのトークはその圧倒するベーステクニックとは裏腹に、笑いを誘う茶目っ気たっぷりであどけない印象だ。会場の緊張感を一気に解すようにファンへ語り掛ける。「初めての会場、ずっとみんなに会いたかった、ありがとう!」観客やライブ会場への感謝の気持ちを伝えるトークは、たとえツアー中の連日の移動であっても、一つ一つの会場が特別で、その日のライブに全力で挑むSERINAの心意気が伝わってくる。

ライブは終盤、3人は改めて深々と頭を下げる。「本当にありがとうございました!」どこまでも会場やスタッフ、そしてファンに感謝の気持ちを示すTRiDENT。これだけの支持を得ている理由はここにもあるのかもしれない。常に自分たちを応援してくれる、支えてくれる人たちへのリスペクトを忘れない。だからこそ自分たちは成長していけるという事。きっと今後、広いホールやドームへ会場が移ったところで、そういったファンへの想いは一ミリも変わらないのだろう。

NAGISA (Dr)

NAGISAは躊躇なく会場の静寂に口火を切り、号令をかけるかのように力強いビートで会場を染め上げていく。自分の全てを解き放つよう全力で一曲一曲を叩く、その様子はまるでTRiDENTが呼吸をするかのようだ。力強く且つ木目細かで繊細な音色は、優しく2人を先導し、ファンを包み込む。

福岡を皮切りに始まったTRiDENTの真夏のツアー1st EP UNDER GROUND Release Tourは、ここ町田CLASSIXで2拠点目となる。TRiDENTのライブは一瞬とも思えるようなもので、例えれば流れ星を見失わないよう、必死に3人を目で追って、音を聴き逃さないよう、ひと時も目を離せない格闘技のメインイベントの試合を観るような感覚に近いかもしれない。

2021.8.28[SAT]
TRiDENT 1st EP『UNDER GROUND』Release Tour
~ 町田 CLASSIX ~

Continue

RIDE ON

SURVIVOR

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Alive

Ambivalent

VS

Wake up !!!

CHANGE

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IMAGINATION

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[en] No Regret