【大沢伸一氏出演】脳科学×音(ニューロミュージック)の視点から「いまをより自分らしく生きるための音楽」を発見するライブ・トークイベント「MUSIENCE」を開催。

アーティスト活動の傍ら「音の対話型鑑賞ワークショップ」を開催してきた齋藤レナが企画。大沢伸一氏(MONDO GROSSO)など、音楽・神経科学の専門家を招き、ライブとディスカッションを開催します。

新たな音楽の価値の創出を目指すI'chiba'n株式会社(本社:千葉県市川市、代表:鈴木大介)の顧問を務める齋藤レナが、2023年2月15日(水)に渋谷ウェルビーイングフェスVol.1のメインイベントとなる「MUSIENCE」を企画・実施。「音楽×クリエイティビティ」「音楽×サイエンス」「音楽×テクノロジー」についてのトークと、電子音楽を用いたスペシャルセッションをおこないます。

  • イベントのコンテンツ

本イベント「MUSIENCE」は、3つの話題をトークする「Neuromusic Lab」(ニューロミュージック・ラボ)と、「スペシャルセッション」、「DJ / 交流タイム」の3部構成となっております。

【第1部:Neuromusic Lab(ニューロミュージック・ラボ)】
①音楽×クリエイティビティ(大沢伸一・齋藤レナ)
時代を代表するポップミュージックを多数プロデュースしてきた大沢伸一氏と、イギリス・ドイツなどヨーロッパ中心にアンダーグラウンドミュージックの領域で活動してきた齋藤レナ。対極の場所で音楽と向き合ってきた2人が、音楽が人々の生活に根付く現代において、「自分らしい人生」のために音楽ができることは何なのか、お話します。

②音楽×サイエンス(町澤まろ・大黑達也・齋藤レナ)
神経科学の専門家である町澤まろ氏、音楽・言語学習の研究から現代音楽の制作までアートとサイエンスを横断してきた大黑達也氏と、ニューロミュージックを通して”音”の可能性を探究してきた齋藤レナによるディスカッション。

”音楽” が人間に与える身体的・超越的・スピリチュアルな感覚を、サイエンスはどのように捉え理解するのか?アートとサイエンスそれぞれの領域で活動する3人が、”音楽”の本質に迫ります。

③音楽×テクノロジー(菊本忠男・齋藤久師・齋藤レナ)
ヒップホップやテクノなどの音楽ジャンルを生み出す契機となった電子楽器を生み出してきたエンジニアの菊本忠男氏、アーティスト齋藤久師氏・齋藤レナのディスカッション。

1980年代にデジタルで直線的な電子音が主流になる中で、「アナログでの音づくり」にこだわり続けた菊本氏。楽器の発表当時は評価されなかったものの、後年になって再評価され、ヒップホップやテクノなどのジャンルを生み出す契機となりました。

時代の潮流に合ったものではなく、自分の感性に従って時代を先取る楽器制作を続けてきた菊本氏に対して、齋藤久師氏・齋藤レナのアーティスト視点を交えて、お話を伺っていきます。

【第2部:スペシャルセッション(大沢伸一・齋藤久師・齋藤レナ)】
普段は交わることのないジャンルの異なる3人による異例のスペシャルセッション。

絵画で喩えると絵の具そのものを生み出すように、電子音楽とは本質的に「音色を0からつくる」営み。電子音楽に身を任せる3人の感性を、即興でのセッションでお届けします。

【第3部:DJ / 交流タイム】

DJ機器をシンセサイザーのように縦横無尽に操る齋藤久師のプレイをバックに、参加者の交流会を開催します。
 

  • ゲストのプロフィール

大沢 伸一 氏
音楽家、作曲家、DJ、プロデューサー。国内外の様々なアーティストのプロデュース、リミックスを手がける他、広告音楽、空間音楽やサウンドトラックの制作、アナログレコードにフォーカスしたミュージックバーをプロデュースするなど幅広く活躍。

2017年にアルバム『何度でも新しく生まれる』でMONDO GROSSOを再始動。最新作『BIG WORLD』では坂本龍一、満島ひかりが参加した「IN THIS WORLD」など豪華アーティストとの変幻自在のコラボレーションが話題となっている。おもなサントラ担当作品にTVアニメ「BANANA FISH」、蜷川実花監督映画「ダイナー」。

齋藤 久師 氏
1991年『GULT DEP』でビクターエンターテインメントよりメジャーデビュー。日本でのシンセサイザーマエストロとしての地位を確立し、「シンセ番長」という愛称を持ち、様々なジャンルで制作、執筆を行う。 galcidのサウンドプロデューサーを務める傍ら、Roland社を始めとする楽器のプリセット音を始め、人気のAIRAシリーズやButiqueシリーズ立ち上げ時よりアーティストとしてディレクターに携わり、その中でもTR-8はベストリズムボックスで選ばれる。即興電子サウンドはカール・ハイド(アンダーワールド)、ダニエル・ミラー、クリス・カーターなど世界の強豪達から絶賛を受け、坂本龍一氏がディレクションするSKMT picksにgalcidの曲が選ばれるなど世界的な評価を受ける。

菊本 忠男 氏
電子楽器メーカーのローランド(Roland)社が世に送り出した「TR-808」「TR-909」「TB-303」など「Mid-0シリーズ」開発の中心人物であり、現在もエンジニアとして活動する。1995年にはローランド(Roland)の代表取締役社長に就任するも、楽器制作に専念するため、自らの意志で翌年に辞任、専務取締役技術本部長に。

1980年に発売したリズムマシン「TR-808」は、ヒップホップやテクノなどのジャンルを生み出し、世界的にも稀なこのイノベーションは、開発者たちが想定していた範囲を超え、アーティストたちが価値を見いだしたことで生まれました。TR-808、TR-909、TB-303など「Mid-0シリーズ」開発の中心人物であり、現在もエンジニアとして活動する。

町澤 まろ 氏
(株)Xiberlinc CEO。広島大学脳・こころ・感性科学研究センターデジタル脳科学ラボ特任准教授。高次認知能力・感性などの脳機能構造の個人差神経指標の開発とその治療応用研究に従事。東京を拠点に学術研究とスタートアップ双方で基礎応用研究から社会実装を一貫。米国オレゴン大(心理学)を1年で卒業、世界初の記憶力の脳波指標を発見。英国ユニバーシティ=カレッジ=ロンドンにて神経学博士取得(日本人初)。

大黒 達也 氏
東京大学 国際高等研究所 ニューロインテリジェンス国際研究機構 特任助教。音楽や言語がどのように学習されるのかについて、神経科学と計算論的手法を用いて、領域横断的に研究している。また、神経生理データから脳の「創造性」をモデル化し、創造性の起源とその発達的過程を探る。さらに、それを基に新たな音楽理論を構築し、現代音楽の制作にも取り組んでいる。オックスフォード大学、マックスプランク研究所(ドイツ)、ケンブリッジ大学等を経て現職。

  • 齋藤レナ(galcid)の音楽活動について

galcidは齋藤レナによるソロユニット。シンセマエストロである齋藤久師をプロデューサーに迎え、2013年に始動しました。

アナログシンセザイザー、ユーロラックを使いこなした「完全即興スタイル」が話題を呼び、NINA KRAVIZ、DANIEL MILLER、Oval、冨⽥勲⽒との共演や、インド・ムンバイで開催された⽂化庁海外メディア芸術祭に召集されるなと⼀躍話題に。

2018年坂本龍一氏がspotifyでピックアップ(https://galcid.com/galcid-picked-up-by-ryuichi-sakamoto)。

2021年に発表したセカンドアルバム「Hope and Fear」は、Disk Unionのエレクトロニック・ミュージック部門で予約段階でソールドアウト、レコードでありながら1位を獲得する。現在、Detroit Undergroundやドイツの老舗レーベルMille Plateauxをはじめとした海外レコードレーベル10社と契約中。

▼galcid 公式HP
https://galcid.com

https://www.youtube.com/embed/D5kXiCi7dN8?autoplay=0&fs=1&rel=0アーティスト活動の傍ら、ニューロミュージックを用いた ”音”の対話型鑑賞ワークショップ「ON・CHI」を開発。

絵画を用いた従来の芸術型鑑賞では、有名絵画を扱い鑑賞・対話するという手法をとっています。その結果、「自分がどう感じたか」よりも絵画そのものの「知識」に力点が置かれる傾向にありました。

音の対話型鑑賞ワークショップである「ON・CHI」は、音楽の主要な構成要素である「メロディ」「ハーモニー」「リズム」からは離れ、シンセサイザーで生成する抽象的な電子音を用いた現代音楽的なアプローチによって、「音」そのものに向き合います。

楽器やメロディの既成概念や先入観・バイアスから離れた「音」によって、思考の枠が解かれ、想像力・感性が研ぎ澄まされた状態で対話をすることで、理性・知識だけにとどまらない身体性を伴った自己理解・他者理解を促し、人間の多様さへの理解を深めることができます。

これまで、教育現場や企業研修、行政機関にてワークショップを開催。延べ1,000人以上にご参加いただきました(開催実績:内閣府・グロービス経営大学院・日本青年会議所など)。

▼ON・CHI 公式HP
https://onxchi.com

https://youtube.com/watch?v=_3wf60P7WcM%3Fautoplay%3D0%26fs%3D1%26rel%3D0
  • イベント概要

▼開催日時
2023年2月15日(水)19:30〜23:00

▼開催場所
SUPER DOMMUNE(東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷PARCO 9F)
会場URL:https://www.dommune.com

▼参加費
VIP チケット(限定10席):¥6,500
一般チケット(限定40席):¥4,000
オンライン参加:無料(投げ銭へのご協力をお願いいたします)

▼イベント公式ページ
https://future-town.com/shibuya

▼チケット購入ページ(Peatix)
https://peatix.com/event/3492345

▼YouTubeライブ配信
https://www.youtube.com/@dommune

▼DOMMUNE HP
https://www.dommune.com

▼主催
みらいのまち実行委員会

▼後援
Shibuya Blockchain Records

▼協力
ニューロン・プロダクション
I'chiba'n株式会社
https://i-chiba-n.jp/