― 本日はよろしくお願いします。ではまず改めまして、TOKYO OMNIBUS にアーティスト参加する醍醐味について教えてください。
よろしくお願いします。まずアーティストとしてTOKYO OMNIBUSへ参加すると、レストランやホテル、ブライダルといった企業から実演のオファーが届きます。レストランのステージでの実演や、結婚式での演奏などですね。またその他のオファーとして、個々の商品の宣伝、例えば企業が主催するポップアップイベントを始めとした、そういった場所での実演、さらにはその実績を活かして次に繋げてもらう、企業とのコラボレーションです。オファーはWebのプラットフォームを通じて企業側から直接アーティストに届きます。日程やライブの内容、その他、条件面も含め当事者間で調整していただきます。
さらにはTOKYO OMNIBUSのアーティスト間でのコラボレーションです。各々が同じくTOKYO OMNIBUS参加アーティストのライブやレコーディングに参加したり、TOKYO OMNIBUSならではのアンサンブル、ライブやイベント、作品の制作ですね。例えばロックバンドとデザイナー(ファッションショー)でのコラボレーションや、モダンバレエと弦楽器とのライブとか。これはもう無限に考えられます。何れも運営側としてはそのお膳立てをさせていただき、アーティストのみなさんにはアーティスト活動の飛躍に役立ててもらう事が目的です。
― 説明いただくと改めて素晴らしいプロジェクトであると実感します。ではTOKYO OMNIBUSがスタートとなるまでの経緯をきかせてください。
このコロナ禍でアーティストの活動に少なからず制限がかかる状況下、本来は広くこの社会に素晴らしいものを届けるべきアーティストが、自身の作品を広めたり、ライブを行ったり、そもそもそれを求めている人たちと繋がる術が限られてしまいました。そんな状況を打開するべく、今の私の境遇を活かしつつ、アーティストに直接、企業をはじめとする依頼者から、ライブや実演のオファーが届くスキームを作ってしまえと。それがTOKOYO OMNIBUSプロジェクトです。
― TOKOYO OMNIBUSの仕組みは把握しているつもりでしたが、改めてお聞きするとその発想に驚かされます。
まだ始まったばかりで、これからが肝心ですね。大げさかも知れないけれど、“音楽業界に革命をおこす” そのくらいのイメージは持ってます。
― でも確かに、TOKYO OMNIBUS参加アーティストには、日本を代表するアーティストが既に名を連ねていますが、一体どのようにアーティストの方々へアプローチされたのでしょうか。
そうですね、始まりは私が個人的に繋がりがあったアーティストの方々にお声がけするところから始まりました。その後は個別にお声がけさせていただいています。特に辻野リューベンさんや松本奉明さんは大先輩にあたりますが、快く参加していただきました。一方でTOKYO OMNIBUSのアーティスト参加の基本的なスキームはオーディションです。音大へ出向いてのオーディションの開催や、直接ライブを見させてもらう事も多々あります。まずはアーティストの方からエントリーをもらうところから始まりますので、是非エントリーしていただきたいですね。
― そうなると、TOKYO OMNIBUSは参加するアーティストの方は活動の飛躍に繋がる要素が多いのは分かるのですが、少し踏み込んだご質問ですが、運営側としてどういったメリットを見込んでいるのでしょうか。
私たちがどれだけのメリットがあるか、そういった観点では考えていない、というのが正直なところです。そもそもアーティストを応援する発想に基づいたプロジェクトなのでそれで良いと思っています。何よりもこのTOKYO OMNIBUSで目標としているいくつかの目標を達成して、その時にみえてくる景色、とにかく先ずはそこに到達すること。TOKYO OMNIBUSの成長と共に、そのうち何かが見えてくる。そう考えています。
― ありがとうございます。本当に無限の可能性を秘めたプロジェクトですね!多くの参加アーティストたちの力が相まって、今後どうのようにTOKOYO OMNIBUSが成長していくのか楽しみで仕方ありません・・・
そうですね、それこそ参加アーティストのみなさんの力を借りないと始まらないわけで。一方アーティストの皆さんには、このTOKYO OMNIBUSで自身の活動の飛躍に繋げてもらいたい。そして何よりも、このプロジェクトを注目していただいている皆さんには、アーティストを応援していただく事と共に、TOKOYO OMNIBUSで生まれる作品やライブを是非楽しんでいただきたいですね。