新国立劇場選りすぐり、世界最高水準のオペラを映像でお楽しみいただけます。
「新国デジタルシアター」は、より多くの幅広い世代のお客様に、時や場所を選ばずに新国立劇場の舞台芸術をご鑑賞いただける映像配信プラットフォームです。
この夏の配信ラインアップに、エミリオ・サージ演出により新制作された、ヴェルディ中期の傑作にして人気作『リゴレット』が登場いたします。6月28日(金)より約2か月間、無料でご視聴いただけます。
撮影:堀田力丸
『リゴレット』は、富と権力にものを言わせ放蕩無頼の生活を送るマントヴァ公爵、道化師として公爵に媚びを売る顔と娘を愛する父というふたつの顔をもつリゴレット、その娘で純粋一途なジルダを軸に繰り広げられる、愛と呪いと復讐のドラマ。「女心の歌」「慕わしき人の名は」「悪魔め、鬼め!」など数々の名アリアで彩られる一方、美しい重唱が多いのも『リゴレット』の魅力の一つです。なかでも第3幕の四重唱「美しい恋の乙女よ」は、オペラ史上最も美しい四重唱と称されています。
イタリア・オペラ界の重鎮マウリツィオ・ベニーニが指揮台に立ち、出演者には世界最高峰のバリトンとして活躍中のロベルト・フロンターリをはじめ、新世代のコロラトゥーラ・ソプラノのハスミック・トロシャン、世界最注目の大型テノール、イヴァン・アヨン・リヴァスと気鋭の人気キャストが来日。国内からも妻屋秀和、清水華澄、須藤慎吾ら実力派が揃いました。迫真のパフォーマンスと火花が散るようなアンサンブルで客席を沸かせ、舞台が止まるほどの拍手喝采を呼んだ、大評判の公演の映像配信です。
大注目を集めた傑作オペラを、ぜひご自宅でもお楽しみください。
- 配信概要
◆配信期間
配信中~2024年8月22日(木)12時
◆配信メディア
新国立劇場ウェブサイト内 新国デジタルシアター(https://www.nntt.jac.go.jp/stream/)
◆視聴料
無料
◆配信内容
2022/2023シーズンオペラ『リゴレット』<新制作>
収録日:2023 年5 月21 日(日)
イタリア語上演/日本語及び英語字幕付
【作 曲】ジュゼッペ・ヴェルディ
【指 揮】マウリツィオ・ベニーニ
【演 出】エミリオ・サージ
【美 術】リカルド・サンチェス・クエルダ
【衣 裳】ミゲル・クレスピ
【照 明】エドゥアルド・ブラーボ
【振 付】ヌリア・カステホン
【舞台監督】髙橋尚史
【リゴレット】ロベルト・フロンターリ
【ジルダ】ハスミック・トロシャン
【マントヴァ公爵】イヴァン・アヨン・リヴァス
【スパラフチーレ】妻屋秀和
【マッダレーナ】清水華澄
【モンテローネ伯爵】須藤慎吾
【ジョヴァンナ】森山京子
【マルッロ】友清 崇
【ボルサ】升島唯博
【チェプラーノ伯爵】吉川健一
【チェプラーノ伯爵夫人】佐藤路子
【小姓】前川依子
【牢番】高橋正尚
【合 唱】新国立劇場合唱団
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団
◆あらすじ
16世紀北イタリア・放蕩者のマントヴァ公爵に仕える道化師リゴレットは、皆の嫌われ者。娘を公爵に弄ばれたモンテローネ伯爵は、嘲るリゴレットを呪う。一方リゴレットの一人娘ジルダが身分を偽ったマントヴァ公爵に恋をしてしまう。リゴレットに恨みを持つ廷臣は娘を誘拐し、公爵のもとに連れ去る。これを知ったリゴレットは、半狂乱で殺し屋に公爵殺害を依頼するが、公爵を愛するジルダが密かに身代わりとなる。リゴレットが殺し屋から受け取った袋を開けると瀕死のジルダが……。
- 新国立劇場について
新国立劇場は、オペラ、バレエ、ダンス、演劇という現代舞台芸術のためのわが国唯一の国立劇場として、1997 年秋に開場しました。オペラパレス、中劇場、小劇場の特色ある3つの劇場を有し、年間約250ステージの主催公演を実施しています。
オペラ部門は2018年9月に世界的指揮者の大野和士が芸術監督に就任し、世界の主要歌劇場と比肩する水準のオペラ公演を年間およそ10本上演すると共に、高校生のためのオペラ鑑賞教室の実施等を行っています。
次代を担うアーティスト育成も新国立劇場の事業の大きな柱の一つであり、オペラ、バレエ、演劇の3つ研修所を擁し、充実した研修を実施しています。
所在地:東京都渋谷区本町1-1-1
https://www.nntt.jac.go.jp/
- 新国デジタルシアターとは
「新国デジタルシアター」は、新国立劇場が2021年11月に開設した、主催公演等の映像配信を行うプラットフォームです。
配信作品は、今後も随時追加、ご案内してまいります。本デジタルシアターが、新国立劇場とより多くのお客様の出会いの場となるとともに、舞台芸術の新たな鑑賞スタイルの一つになることを願っています。
https://www.nntt.jac.go.jp/stream/