東京フィル首席指揮者アンドレア・バッティストーニがシーズン最初の登場!イタリアとフランスのエスプリが詰まった管弦楽作品で春を祝います。
公益財団法⼈東京フィルハーモニー交響楽団(以下、東京フィル/所在地:東京都新宿区、理事⻑:三⽊⾕浩史)では2023年3⽉の定期演奏会を首席指揮者アンドレア・バッティストーニのもと3⽉9⽇・10⽇・12⽇の3⽇程・都内3会場で開催いたします。
- 3⽉の定期演奏会は東京フィル首席指揮者アンドレア・バッティストーニの「イタリア&フランス」プログラム
東京フィルハーモニー交響楽団2023年3月定期演奏会
東京フィルの2023年3月定期演奏会は、東京フィルの首席指揮者アンドレア・バッティストーニが登場。マエストロの母国イタリアと、隣国フランスの管弦楽作品、3曲をお届けします。
コンサートの前半は<近代管弦楽法の父>であり”ローマ大賞”も受賞したフランスの作曲家エクトル・ベルリオーズの序曲『ローマの謝肉祭』に続き、パリ音楽院で学びイタリアの管弦楽史を語る上で欠かせない作曲家アルフレード・カゼッラ(Alfredo Casella, 1883-1947)の生誕140年を記念して狂詩曲『イタリア』。1910年のパリ万博のために書かれ、有名な「フニクリフニクラ(登山電車)」のメロディも現れる大迫力の作品です。
メイン・プログラムはフランス音楽の巨匠サン=サーンスが「私が注ぎ込める全てを注ぎ込んだ」と語った交響曲第3番『オルガン付き』。「いわば音楽のエッフェル塔。19世紀の最新鋭のオーケストラ・ショーピースでありサン=サーンスの傑作」とバッティストーニは語ります。
◆【Youtube動画】マエストロ バッティストーニのメッセージ
https://www.youtube.com/embed/e3IDRM4n5LY?autoplay=0&fs=1&rel=0
◆「イタリアとフランスの美質が相乗効果で拡大する バッティストーニならではの管弦楽プログラム」
文=香原斗志
https://www.tpo.or.jp/information/detail-20230206-01.php
◆関連記事(eぶらあぼ) 「伊仏の文化的交流を示唆する巧みなプログラム」
https://ebravo.jp/archives/136954
- 公演日時・会場・チケット情報
3月9日(木)19:00開演 東京オペラシティ コンサートホール
3月10日(金)19:00開演 サントリーホール
3月12日(日)15:00開演 Bunkamuraオーチャードホール
指揮:アンドレア・バッティストーニ(首席指揮者)
オルガン:石丸由佳*
ベルリオーズ/序曲『ローマの謝肉祭』
カゼッラ/狂詩曲『イタリア』(カゼッラ生誕140年)
サン=サーンス/交響曲第3番『オルガン付き』*
◆1回券料⾦(定価・税込)
SS¥15,000・S¥10,000・A¥8,500・B¥7,000・C¥5,500
※東京フィルフレンズ会員様は10%割引で購⼊いただけます(SS席を除く/受付はお電話のみ)。
◆チケット問合せ
東京フィルチケットサービス 03-5353-9522(平⽇10時〜18時/発売⽇の⼟のみ10時〜16時/⼟⽇祝休)
東京フィルWEBチケットサービス https://www.tpo.or.jp/
東京フィルフレンズへの⼊会⽅法など詳細はこちらをご参照ください。
https://www.tpo.or.jp/tickets/friends.php
- 出演者について
アンドレア・バッティストーニ 東京フィル首席指揮者
Andrea Battistoni, chief conductor of the Tokyo Philharmonic Orchestra
東京フィル首席指揮者アンドレア・バッティストーニ (C)上野隆文1987年ヴェローナ生まれ。国際的に頭角を現している同世代の最も重要な指揮者の一人と評されている。2013年ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ歌劇場の首席客演指揮者、2016年10月東京フィル首席指揮者に就任。
『ナブッコ』『リゴレット』『蝶々夫人』(二期会)、グランドオペラ共同制作『アイーダ』のほか、ローマ三部作、『展覧会の絵』『春の祭典』等数多くの管弦楽プログラムで東京フィルを指揮。東京フィルとのコンサート形式オペラ『トゥーランドット』(2015年)、『イリス(あやめ)』(2016年)、『メフィストーフェレ』(2018年)で批評家、聴衆の双方から音楽界を牽引するスターとしての評価を得た。同コンビで日本コロムビア株式会社よりCDのリリースを継続している。
スカラ座、フェニーチェ劇場、ベルリン・ドイツ・オペラ、アレーナ・ディ・ヴェローナ、バイエルン国立歌劇場、マリインスキー劇場、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管、イスラエル・フィル等世界の主要歌劇場・オーケストラと共演を重ねている。2017年には初の著書『マエストロ・バッティストーニの ぼくたちのクラシック音楽』(音楽之友社)を刊行。
2021年、東京フィルとの録音『ドヴォルザーク新世界&伊福部作品』欧米盤が欧州の権威ある賞の一つ「OPUS KLASSIK 2021」交響曲部門(20-21世紀)を受賞した。
Born in Verona in 1987, Andrea Battistoni is a rising star with an international reputation as one of the most important conductors of his generation. He was appointed First Guest Conductor at the Teatro Carlo Felice in Genoa in 2013 and Chief Conductor of the Tokyo Philharmonic Orchestra (TPO) in 2016.
In Tokyo he has proved to be a sensation with his charisma and sensitive musicality, conducting the TPO in operas such as Nabucco, Rigoletto, Madama Butterfly (with the Nikikai), and Aida (co-produced grand opera), as well as numerous symphonic works including Respighi’s Roman Trilogy, Mussorgsky’s Pictures at an Exhibition, and Stravinsky’s Rite of Spring. The concert-style operas he has led - Turandot (2015), Iris (2016), and Mefistofele (2018) have secured his reputation as a leading light with critics and audiences alike. He has been regularly releasing CDs with the TPO through Nippon Columbia.
Other noteworthy engagements include those at the Teatro alla Scala, La Fenice in Venice, Deutsche Oper Berlin, Stockholm Opera House, Arena di Verona, Bayerische Staatsoper in Munich, Mariinsky Theater, and world-renowned orchestras such as the Filarmonica della Scala, Accademia di Santa Cecilia, and Israel Philharmonic.
Future plans include the Deutsche Oper Berlin, Bayerische Staatsoper, Dutch National Opera, and Opera Australia. His book Non è musica per vecchi was published by Rizzoli 2012 and by Ongaku-No-Tomo-Sha in Japan in 2017.
In 2021, Andrea Battistoni, performing with Tokyo Phil, won the OPUS KLASSIK Prize 2021 in the 20th/21st Century symphonic category, one of the most prestigious classical awards in Europe, for their international disc, "Dvorak: Symphony No. 9, ’From the New World' & Works of Akira Ifukube.”
Website http://www.andreabattistoni.it/
Facebook https://www.facebook.com/maestrobattistoni
2022年9月定期演奏会カーテンコールより (C)K.Miura
石丸由佳 オルガン (サン=サーンス「交響曲第3番『オルガン付き』」)
オルガン 石丸由佳 (C)Naoko Nagasawaシャルトル国際オルガンコンクールで優勝、併せてJ.アラン賞受賞。ヨーロッパ10カ国以上の各地、および日本全国でリサイタルを行っている。
東京藝術大学卒業、同大学院修了。デンマーク政府給費奨学生としてデンマーク王立音楽院を、文化庁在外研修派遣員としてドイツ国立シュトゥットガルト音楽大学を修了。両国家演奏家資格取得。
国内の主要オーケストラはもとより、リヨン国立管弦楽団やシュトゥットガルト州立管弦楽団他と共演。
テレビやラジオへの出演も多く、出身地のTeNYテレビ新潟やNHKラジオ、TV朝日「題名のない音楽会」、NHK「うたコン」、NHK「紅白歌合戦」に出演するなど幅広く活躍。これまでにない企画演出やプログラミングは各所で高い評価を受けており、オルガンの普及、教育プログラムにも尽力している。キングレコードより3枚のCDアルバムをリリース、最新アルバムは2022年10月発売「死の舞踏~悪魔のパイプオルガン」。2020年4月より新潟市民芸術文化会館りゅーとぴあ専属オルガニスト。武蔵野音楽大学非常勤講師。ココペリオルガンスタジオ/教室主宰。
公式YouTubeチャンネル : https://www.youtube.com/c/YukaIshimaruorgan
Graduated from Tokyo University of Fine Arts and Music, Yuka Ishimaru continued to study at the Royal Danish Academy of Music with the scholarship from the government of Denmark, and further at Staatliche Hochschule für Musik und Darstellende Kunst Stuttgart as a member of Japanese Government Overseas Study Program for Artists. Won the Grand prix and Dane & Polly Bales prize at the 22nd International Organ Competition Grand prix de Chartres. She toured both in Europe and in Japan as well as performed with major orchestras and conductors around the globe. She also actively appears in Japanese television programmes. Yuka Ishimaru is highly acclaimed for her passionate and rich sound, performance technique and dense registration of the instrument. She is teaching at the Musashino Academia Musicae, and from April 2020, she is serving as residential organist at Niigata City Performing Arts Center “RYUTOPIA”.
- 東京フィルハーモニー交響楽団 Tokyo Philharmonic Orchestra
東京フィルハーモニー交響楽団 (C)上野隆文1911年創⽴。⽇本で最も古い歴史と伝統を誇るオーケストラ。約160名のメンバーをもち、シンフォニーオーケストラと劇場オーケストラの両機能を併せもつ。名誉⾳楽監督にチョン・ミョンフン、⾸席指揮者にアンドレア・バッティストーニ、桂冠指揮者に尾⾼忠明、⼤野和⼠、ダン・エッティンガー、特別客演指揮者にミハイル・プレトニョフ、アソシエイト・コンダクターにチョン・ミンを擁する。
Bunkamuraオーチャードホール、東京オペラシティ コンサートホール、サントリーホールでの定期演奏会や「渋⾕/平⽇/休⽇の午後のコンサート」「ハートフルコンサート」「ニューイヤーコンサート」「第九特別演奏会」など、クラシック⾳楽を広く普及させる⾃主公演の他、新国⽴劇場のレギュラーオーケストラとしてオペラ・バレエ演奏、『NHKニューイヤーオペラコンサート』『ブラボー!オーケストラ』『名曲アルバム』『題名のない⾳楽会』『東急ジルベスターコンサート』『NHK紅⽩歌合戦』『いないいないばあっ!』などの放送演奏により、全国の⾳楽ファンに親しまれる存在として⾼⽔準の演奏活動と様々な教育的活動を展開している。2020〜21年のコロナ禍における取り組みはMBS『情熱⼤陸』、NHK BS1『BS1スペシャル 必ずよみがえる〜魂のオーケストラ 1年半の闘い』などのドキュメンタリー番組で取り上げられた。
1989年にBunkamuraオーチャードホールとプロのオーケストラとして⽇本で初めてフランチャイズ契約を締結。また、東京都⽂京区、千葉県千葉市、⻑野県軽井沢町、新潟県⻑岡市と事業提携を結び、各地域との教育的、創造的な⽂化交流を⾏っている。
海外公演も積極的に行い、2014年3月には創立100周年記念事業としてアジア・欧米6か国を巡るワールド・ツアーを開催。2015年12月には日韓国交正常化50周年を記念してチョン・ミョンフン指揮のもとソウルと東京の2都市で「日韓友情『歓喜の第九』」演奏会を、2017年12月には上海における日中国交正常化45周年記念演奏会などを行い国内外の注目を集めた。
Tokyo Philharmonic Orchestra
In 2011, the Tokyo Philharmonic Orchestra celebrated its 100th anniversary as Japanʼs first symphony orchestra. With about 160 musicians, TPO performs both symphonies and operas regularly. TPO is proud to have appointed Maestro Myung-Whun Chung, who has been conducting TPO since 2001, as Honorary Music Director, Maestro And rea Battistoni as Chief Conductor and Maestro Mikhail Pletnev as Special Guest Conductor. TPO has established its world-class reputation through its subscription concert series, regular opera and ballet as signments at the New National Theatre, and a full, ever in-demand agenda around Japan and the world, including br oadcasting with NHK Broadcasting Corporation, various educational programs, and tours abroad. In March, 2014, T PO became a global sensation in its centennial world tour of six major cities: New York, Madrid, Paris, London, Sing apore and Bangkok. In December 2015, TPO held Beethovenʼs 9th symphony concerts in Seoul and Tokyo with M astro Myung-Whun Chung, with Seoul Philharmonic Orchestra combined into one orchestra. TPO has partnerships with Bunkamura Orchard Hall, the Bunkyo Ward in Tokyo, Chiba City, Karuizawa Cho in Nagano and Nagaoka City in Niigata.
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東京フィル2023年3月定期演奏会チラシ
東京フィル2023年3月定期演奏会チラシ