FORTIS.TOKYO 体験型音楽WEBメディア フォルティス

Everyone is an artist ...

SKYE(小原礼/鈴木茂/林立夫/松任谷正隆)初の単独ツアー決定!

全員70歳の新人ロックバンドとして、ギネス世界記録登録にもトライするという話題のバンド「SKYE(スカイ)」が7月、初の単独ツアーに出る。

「はっぴいえんど」も「サディスティック・ミカ・バンド」も存在していなかった日本のロック黎明期に、高校生だった鈴木茂(g)、小原礼(b)、林立夫(ds)らで結成された伝説のバンド「SKYE(スカイ)」。ここに「ティン・パン・アレイ」以降、日本のロック/ポップスシーンをプロデューサーとしてプレイヤーとして編曲家として牽引し続けてきた松任谷正隆(key)が加入し結成された大型新人バンド「SKYE」。

全員が作詞・作曲・歌唱に参加する、音楽家集団のバンドだ。日本のポピュラー・ミュージックの、都会的で洒脱なサウンドを支えてきた4人とも言える。

彼等が、昨年リリースしたデビューアルバム『SKYE』を携え、東京・名古屋・大阪でのホール公演が決定した。含蓄に富んだ歌詞、重ねたキャリアからにじみ出る音楽性が存分に堪能できるはず。

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

■チケット情報
主催者先行予約
https://w.pia.jp/t/skye-tour-22/
2022年3月28日(月)18:00〜4月6日(水)23:59

■ツアー情報
SKYE(小原礼/鈴木茂/林立夫/松任谷正隆)TOUR 2022

7月14日 (木) 17:45開場/18:30開演
愛知・愛知県芸術劇場 大ホール
6月4日 (土) 一般発売
主催:FM-AICH / サンデーフォークプロモーション
問:サンデーフォークプロモーション 052-320-9100(全日 12:00~18:00)

7月20日 (水) 18:00開場/19:00開演
大阪・フェスティバルホール
5月28日 (土) 一般発売
主催:FM COCOLO / キョードー関西
問:キョードーインフォメーション 057-200-888 (11:00~16:00 ※日曜・祝日を除く)

7月25日 (月) 18:00開場/19:00開演
7月26日 (火) 18:00開場/19:00開演
東京・Bunkamura オーチャードホール
5月28日 (土) 一般発売
主催:TOKYO FM / ニッポン放送 / ホットスタッフ・プロモーション
問:ホットスタッフ・プロモーション 03-5720-9999(平日12:00〜18:00)

前売り料金:全席指定 ¥8,800(税込)

企画:ORINDO / 雲母社 / TONE / B’s CLUB OFFICE
制作:umu
協力:日本コロムビア

■リリース情報
『 SKYE 』

【CD 盤】 COCB 54336 ¥3,300 税込【LP 盤(2 枚組・重量盤)】COJA 9430/1 ¥4,950 税込

<収録楽曲>
M1. Less Is More 作詞:林立夫 小原礼 作曲:小原礼
M2. Dear M 作詞:林立夫 作曲:松任谷正隆
M3. ISOLATION 作詞:林立夫 作曲:小原礼 松任谷正隆
M4. どちらの Othello 作詞:松任谷正隆 作曲:松任谷正隆 林立夫
M5. Daydream 作詞:林立夫 作曲:松任谷正隆
M6. ちぎれ雲 作詞:松本隆 作曲:鈴木茂
M7. マイミステイク 作詞:小原礼 作曲:小原礼
M8. 川辺にて 作詞:松任谷正隆 作曲:松任谷正隆
M9. Reach Out To The Sky 作詞:小原礼 作曲:小原礼
M10. ROCK'N PINO BOOGIE 作曲:鈴木茂
M11. Always 作詞:小原礼 作曲:小原礼
M12. BLUE ANGELS 作詞:松任谷正隆 作曲:松任谷 正隆

All songs produced and arranged by SKYE
日本コロムビア https://columbia.jp/artist-info/skye/
BETTER DAYS https://columbia.jp/betterdays/skye/

Profile(五十音順)

■小原礼(おはら れい)
1951年11月17日東京生まれ。3歳の頃からピアノをはじめる。青山学院高等部在学中、鈴木茂、林立夫らと「SKYE」を結成し、そこではじめてベースを手にする。72年、「サディスティック・ミカ・バンド」に参加。その後渡米し、「イアン•マクレガン・バンド」に参加。ロン・ウッド、キース・リチャーズ、ジム・ケルトナー、ボニー・レイットらとも共演。坂本龍一のツアー参加のために帰国。97年尾崎亜美と結婚。以降、屋敷豪太と結成したロック・デュオ「The Renaissance」などのほか、奥田民生、矢野顕子、尾崎亜美、との共演等、精力的に展開している。ソロアルバムとして88年に『ピカレスク』を発表。ロック専門誌で年間ベストアルバムに選ばれている。

■鈴木茂(すずき しげる)
1951年12月20日東京都生まれ。アマチュア・バンドのサークルで細野晴臣と知り合い、69年「はっぴいえんど」に参加。繊細にして大胆なギター・ワークで注目を集める。「はっぴいえんど」解散後、細野晴臣、林立夫、松任谷正隆ともに「キャラメル・ママ」(その後「ティン・パン・アレイ」に改名)を結成。数多くのレコーディングに参加。並行してソロ活動も開始。75年、L.A.レコーディングのソロ・デビュー・アルバム『BAND WAGON』が高い評価を得る。帰国後「ハックルバック」を結成。2000年には細野、林とともに「Tin Pan」を結成。これまでに膨大な数のレコーディングやコンサートへの参加、アレンジャーとして活躍。

■林立夫(はやし たつお)
1951年5月21日生まれ。東京都出身。12才から兄の影響でドラムを始める。72年より細野晴臣、鈴木茂、松任谷正隆と「キャラメル・ママ」で活動を開始。その後、「ティン・パン・アレイ」と改名し、荒井由実、南佳孝、吉田美奈子、いしだあゆみ、大瀧詠一、矢野顕子、小坂忠、雪村いずみ等の作品に携わる。70年代、「パラシュート」、「アラゴン」などのバンドで活躍するが、80年代半ばに音楽活動休止。96年、「荒井由実The Concert with old Friends 」で活動再開。現在は細野晴臣、小坂忠、大貫妙子、矢野顕子、尾崎亜美、等の作品・ツアーに参加。2020年2月、初の書籍「東京バックビート族 ― 林立夫自伝 ― 」を発売。

■松任谷正隆(まつとうや まさたか)
1951年11月19日生まれ。東京都出身。4歳の頃からピアノを習う。74年慶応大学卒業。学生時代よりバンド活動を始め、細野晴臣、林立夫等と伝説的グループ、「キャラメル・ママ」を結成。「ティン・パン・アレイ」を経て、数多くのセッションにプレイヤーとして関わるようになる。76年、荒井由実と結婚。その後、プロデューサーとしての仕事がメインになり、尾崎亜美、杉真理等の作品を手がけ、松任谷由実をはじめ、様々なアーティストのコンサートの構成・演出も行ない、総合的なプロデュースをしている。

〝ロック少年〟は〝SKYE〟へと飛翔を遂げた

「ザ・ドクターズ」、「ザ・バーンズ」。「はっぴいえんど」の足跡をたどると浮かび上がるグループだ。かつて細野晴臣、松本隆が在籍した。さらに東京のロックの系譜をさぐると「SKYE」の名も見出せる。「SKYE」は青山学院中等部時代、「ザ・ムーヴァーズ」として活動していた林立夫と小原礼が高校進学後、「C・I・A」の一員だった鈴木茂を迎え結成したグループだ。高校生ながら英米の最新曲をコピーする彼らに誰もが驚愕したという。

それから50年を経て、「SKYE」の3人は松任谷正隆を加え〝大型新人バンド〟としてデビューした。

ロックレジェンドとしての評価を得ている4人が目指したのは、かつて彼らが親しみ、影響を受け、拠り所としてきたR&R、R&B、カントリー・ミュージックなどのルーツ・ミュージックを下敷きにしたバンド・サウンド。
その演奏は無骨で骨太で、ライブ感にあふれる。4人が作詞、作曲、ヴォーカル、コーラスに取り組んだ曲は、楽しくユーモアやウイットにとんでいる。しかも〝音〟や〝ノリ〟にきっちりと目配り、というあたりは〝大人〟のそれ。実に味わい豊かだ。その奥底にはかつての初々しい〝ロック魂〟が渦巻いている。
そんな彼らのライヴが実現する。見逃してたまるか!

小倉エージ